R5長野県入試分析:理科

 

こんにちは!

長野県松本市にある、「上位校を目指す進学塾」八木塾の太田です!

 

本日は、3月7日に行われた、「令和5年度長野県公立高等学校入学者後期選抜学力検査」の理科の分析を行っていきます、よろしくお願いします。

 

問題の総評・傾向

 例年通り、生物、化学、地学、物理の各分野から出題されました。

 昨年は難易度の上昇が激しく平均点が39点だったこともあってか、今年は選択問題が16問へと昨年と比べ増加、計算問題は9問、記述問題は8問と昨年と比べ減少し、全体的に答えやすい問題が多くなった、易化傾向にありました。

 

 また、昨年から続く傾向として、「どのように調べるか」「結果から何が考えられるか」など、思考力を求める問題が多く出題されています。また、日常生活に関わる内容を出題することも多く、常日頃から「なぜ?」を考えてみることも大切です。

 

 他教科でもありますが、SDGsなどに関連した出題も多いです。他県の入試問題を解くなどの練習ももちろん、身の回りのことにも興味関心を持ちましょう。

 

大問1 生物

 Ⅰではフクジュソウの開花(1年範囲、植物の分類など)から出題。

 Ⅱでは人体の刺激と反射(2年範囲)から出題されました。

 

 問題構成は以下の通り。

 Ⅰフクジュソウの開花(植物)

 (1)(2)(3)知識問題  (1)記述2点 (2)選択完答2点 (3)選択各3点

 (4)観察結果から考察 ⅰ記述3点 ⅱ選択完答3点 3選択3点 

 Ⅱ刺激と反射(人体)

 (1)知識問題 記述     (2点)

 (2)ⅰ反応の順序 整序問題 (完答2点)

 (2)ⅱ反応にかかる時間の計算(3点)

 (3)反応と反射の違い 記述 (3点)

 Ⅰ計 15点 Ⅱ計 10点 大問1計 25点

 

 ポイントについて

 Ⅰフクジュソウの開花については前半では基本知識、後半では観察結果を用いて読み取っていく問題でした。(1)~(3)は取りきり、(4)でも表から考え、選択肢を適切に当てはめて行けば点に結び付きやすい問題だったかなと思います。

 

 Ⅱ刺激と反応では俗にいう「出やすい」問題がそのまま出たものかなと思います。演習を重ねている皆さんであれば得点につながるでしょう。情報を仮定しての計算問題は、どう考えると答えにつながるか。反射についての記述問題では、きちんと重要用語を説明できるよう理解、演習しておきましょう。

 

大問2 化学

 Ⅰは化学変化による化学カイロの発熱(2年範囲)から出題。

 Ⅱは金属のイオンのなりやすさの比較実験(3年範囲)から出題されました。

 

 問題構成は以下の通り。

 Ⅰ化学カイロの発熱(化学変化)

 (1)発熱反応について 知識問題 (ⅰ記述2点、ⅱ選択2点)

 (2)ⅰ質量パーセント濃度の計算 (3点)

 (2)ⅱ水溶液の性質  選択問題 (2点)

 (3)追加実験の方法       (数値完答2点、記述3点)

 Ⅱイオンへのなりやすさの比較実験

 (1)金属の化学式 知識・記述 (2点)

 (2)イオン化の仕組み・化学式 (選択1問、化学反応式1問 各3点)

 (3)イオン化のしやすさ 選択 (3点)

 Ⅰ計 14点 Ⅱ計 11点 大問2計 25点

 

 ポイントとして

 Ⅰ化学変化による化学カイロの発熱については、鉄粉・活性炭に加える食塩水の濃度によって混合物の温度変化の仕方に違いが出るかという実験について考察する問題でした。

 (2)は質量パーセント濃度についての出題でした。物理・化学分野は計算問題も多いので日ごろから計算問題を解いて慣れておく必要があるでしょう。

 (3)ではさらなる実験の為になぜこの数値(質量パーセント濃度)を使うのかを問う問題も出題されました。問題から追加の実験に必要な数値を答えることは難しくないと思うので、理由を言語化できれば点につなげやすい記述問題だったかなと思われます。

 

 ⅱ金属のイオンのなりやすさの比較実験では、中学理科のイオン化で出てきやすい「亜鉛」「銅」「マグネシウム」の3つについてのイオンへのなりやすさを覚えておく必要がありました。

 (2)ではイオンに変化するときの仕組みなども問われましたので、特に苦手な子が多い分野化とは思いますが、正しく理解・説明できるようにしておきましょう。

 

大問3 地学

 Ⅰは飽和水蒸気量・天気(2年範囲)から出題。

 ⅡはISS(国際宇宙ステーション)に絡めて、天体(3年範囲)から出題されました。

 

 問題構成は以下の通り。

 Ⅰ飽和水蒸気量・天気

 (1)ⅰ水蒸気量に関する知識問題 (2点)

 (1)ⅱ飽和水蒸気量の計算問題  (3点)

 (2)空気の流れ   知識問題  (完答2点)

 (3)対照実験に必要な情報の選択 (2問、各2点)

 (4)実験結果からの考察記述   (3点)

 Ⅱ天体

 (1)天体に関する知識問題    (2点)

 (2)ⅰ自転についての計算    (2点)

 (2)ⅱ速さの計算        (2点)

 (3)天体が見えなくなる理由の記述(選択1問2点、記述1問3点)

 Ⅰ計 14点 Ⅱ計 11点 大問3計 25点

 

 ポイントとして

 Ⅰは内陸県である長野ではあまり聞きなれない「けあらし」という自然現象を実験から考察する問題でした。知識として知らないものを学んだことから考えていくには、数学や理科で身につける思考力が必須です。どれだけ「考えて解く問題」をやって来たかも問題の出来につながるでしょう。

 (2)では海風・陸風の仕組みと季節風が出題されました。あまり出てきにくいジャンルではあるので、きちんと対策で来ていた人はあまり多くない気がします。

 (3)は対照実験を行うためにどんな情報が必要かを選ぶ問題でした。解けなかった場合は解説などから「なぜこの選択肢を選ぶのか」を理解しましょう。

 

 ⅡはISS(国際宇宙ステーション)の公転と観察について出題されました。計算問題が4点分あり、特に(2)ⅱの速さを求める問題では桁数が多いことも相まって、時間を多く使ってしまった人もいたかと思います。計算式自体が難しいものではなかったので、うまく工夫して解くことで早く計算できるようにもなると思います。経験を積みましょう。

 (3)では、「ISSが突然消えたように見えた」ことを説明する問題が出題されました。惑星や衛星のような「光の反射から見えるようになる」ものは、元の光(概ね太陽の光)が当たらないと反射できない事を理解できていれば、記述で来たかと思います。

 

大問4 物理

 Ⅰは音に関する問題(1年範囲)から出題。

 Ⅱは電熱線を用いた発熱(2年範囲)から出題されました。

 

 問題構成は以下の通り。

 Ⅰ音に関する問題

 (1)振動の仕組み 知識問題 (2点)

 (2)ⅰ音の大きさ 知識問題 (2点)

 (2)ⅱ音の高さ  知識問題 (選択1点、記述2点)

 (2)ⅲ振動数の計算問題   (3点)

 (3)実験のまとめ 選択問題 (あ・い完答2点、う・え・お完答2点)

 Ⅱ電熱線を用いた発熱

 (1)熱量の計算      (2点)

 (2)実験手順の確認 記述 (3点)

 (3)水温の上昇 計算問題 (3点)

 (4)熱量の損失 計算問題 (3点)

 

 ポイントとして

 Ⅰ音に関する問題では、音の波形を比較して音の大きさ、高さの変化を考える問題でした。全体的に基本問題が多く、大きさと高さはそれぞれ何を見て答えるかを覚えていれば取りやすい問題であったと思います。

 (2)ⅲでは振動数の計算問題がありました。Hzを求める問題は時折出てくることがあるので、やり方まで理解しておく必要があります。

 

 Ⅱ電熱線を用いて水を温める実験の問題では、全て計算・記述問題だったため、苦手な子が多いものだったかと思います。

 (1)は定番の計算問題でした、新3年生になった子はもう解けるはずですので、一度解いてみておさらいしてみましょう。

 (2)は実験手順の理由を説明する問題でした。これはよく出る定番のものだったので、記述問題とはいえ答えやすい問題だったと思います。

 (3)では、表を用いて水温の変化にかかる時間を求める計算問題でした。表から読み取ってこたえる、計算が苦手な子は困りやすい形式の出題ですがよくあるパターンの問題でもあります。きちんとやり方を確認しておきましょう。

 (4)では、電力量の何パーセントが水が得た熱量になるか、という電力量と熱量の変換問題が出題されました。長野県の過去の入試問題ではこの形式の出題は多くない為、長野県のみならず他県の過去問なども解いていた子の方が点を取りやすかったでしょうか。

 

 

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